‘69はロック 鮎川誠

‘69はロック 鮎川誠

日本で一番かっこいいロックギタリストは鮎川誠だというのに異論はないと思う。
トレードマークは黒のギブソンレスポールカスタム’69で、70年に友達が新品で買ったものを譲り受け、それをずっと弾き続けていたという。鮎川誠は「’69」は「ロック」だから気に入っていたそうだ。フレットレスワンダーと言ってジャズギタリスト用に低く引っかかりの無いフレットの作りになっているそうなのだが、曰く「僕はほとんどコードを弾いて、あとはガチャガチャとノイズを出しよるだけで、自分が弾いてない音がどっかから出てきたりするのも面白いし、出たとこ勝負でやってるから。」と。言うことがいちいちカッコいい。

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1970年大学時代の写真。これが新品のレスポールなのか。

こちらの映像では鮎川誠が自分の音楽とギターに関して1時間喋っている。2011年の番組のようだ。2015年に亡くなったシーナもゲスト出演している。この中で最初のレスポールがくたびれてもう限界かと思い、代役として同じ69年のレスポールカスタムを探したが見つからず、ニューヨークとかパリまで探したけれど物が無く、困っていたら住んでいた家から歩いて2分の楽器屋で見つけて買った、と。しかしそれを買った途端、くたびれたと思っていた一代目が、急にやる気を見せて、未だ現役だと、そんなエピソードも語っている。

□GUITAR STORIES-情熱のスーパーギタリスト列伝- #2鮎川誠 編

レスポールカスタムは'61年頃に一時製造が止まっていたものが1968年に生産が再開されている。2018年には50周年記念として300本限定でリイシューモデルが発売されていてそのうちの一本が師匠の店に吊るされている。

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2018年製の'68リイシューのレスポールカスタム

ミュージシャンの死にかこつけるなんて便乗商法だ、不謹慎だ、と師匠から怒られた。すみません、確かにそのおり。でも箔がついたのは間違いない。本物の’69レスポールカスタムなんて想像もできない。でもきっと鮎川誠なら、そんなビンテージなんて関係ないけん、ジャカジャカ掻きむしったり、ガーンとマイクスタンドにぶつけたりして傷がついて、汗が滲みて、そんな事もできなきゃ意味ないけん、とか言うに決まっている。

こちらまだつい最近の去年11月の映像、ライブ冒頭にウィルコ・ジョンソンの訃報を聞いて驚いている。今頃はウィルコともシーナとも再会していることだろうか。どうかご冥福を。
□動画SHEENA & THE ROKKETS - 涙のハイウェイ - Shinjuku Loft, Tokyo, Japan 2022-11-23 RIP #WilcoJohnson

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