デビッド・リンドレーの節操

デビッド・リンドレーの節操

またまた訃報である。

デビッド・リンドレー、僕の記憶では昔、静岡にライブで来ていた気がする。少し調べてみると1989年4月に”DAVID LINDLEY&EL RAYO-X JAPAN TOUR '89”としてロイヤル・ホテルでライブが行われている。また2002年4月にもファイブ・ダラーでウォリー・イングラムとのライブが行われている。89年には僕も静岡に居たはずだけど観に行った憶えがない。なぜ行かなかったのか、もったいない。

僕にとっての彼のイメージはワールド・ミュージックの人である。

ウィキペディアによればもともと10代でバンジョーを始めて、コンテストで5回もチャンピオンになったそうだ。器用な人なのだろう。ブルース、カントリー、レゲエ、世界各地の民族音楽、とにかくどんな音楽でもやる。それに弦楽器だったらなんでもやってみる、という感じ。その節操の無さが大好きだ。とは言っても、なんでもいいわけじゃない。大衆音楽、あるいは民衆の音楽が好きなんだろうと思う。商業音楽ではないのだ。ポップミュージックではなくトラッドミュージック、フォークミュージック、またはルーツミュージックみたいな感じのものが好きだったのじゃないか。それは彼の弾いている楽器を見ればわかる。

こちらの2015年の動画では11弦のウード、OUDというトルコの楽器を弾いている。素晴らしい音色。弾いてみたい。

同じライブ、こちらはブズーキ

ジョンソン・ボーイズという曲、これはブルーグラスの曲のようだ。ちなみにブズーキはアイリッシュでよく使われるが、もともとはギリシャの楽器。アイリッシュで使われるようになったのも70年代以降だ。なぜデビッド・リンドレーが使っているのか。アイリッシュトラッドにも興味関心があったのではないか、と勝手な推測をしてしまう。

こちらはボニー・レイットとの共演動画。2014年ということなので8年ほど前。この堂に行ったレゲエのリズム感はなんだろう。ところでボニー・レイットのスライドギターが最高だ、こんなギター弾くんだな。

このブルース・スライドギターは最高だ。こんなギターが弾けたらどんなに楽しいだろうな。

こちらはなんとアイリッシュハードロックの至宝、ロリー・ギャラガーとノッキンオン・ヘブンズドアをやっている。1982年の映像。

そしてやっぱりライ・クーダーとのセッション。こちらは90年代のニューオリンズジャズフェスティバルでのライブ演奏。雰囲気がすごくいい。

デビッド・リンドレーは1971年から1981年までジャクソン・ブラウンのバックをやっていたという。だからなのだろう、こちらの映像は2006年だけども二人とも本当に嬉しそうだ。1時間55分のフルバージョンなので時間がある人は観てください。デビッドはとっかえひっかえ楽器を変えている。フィドルも弾いている。

無駄かな、と思いながらデビッド・リンドレーの使用ギターを調べようとしているとこんなサイトが見つかった。本人のオフィシャルサイトみたいだ。そこになんと使用していた楽器のアルバムが載っている。

トレードマークのワイゼンボーンのラップスチールギターも載っているが、それ以外の楽器も面白い。僕も彼にならって、いろいろな楽器に手を出してみようかな。R.I.P.

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「ギター?」と書いてある。
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スタンダードだが、逆に珍しい。
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師匠の店にもあるバーニーカッセル!!
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これはスチールギターですね。
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これがあのワイゼンボーン
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