シンディー・ローパー 誕生日おめでとう

シンディー・ローパー 誕生日おめでとう

シンディ・ローパーは1953年6月22日生まれ、昨日で70歳だそう。誕生日ということでTwitterなどで動画が流れてきてつい観てしまったのがこれ。感動してしまった。

この激しいパフォーマンス。特に後半走り回って、叫び続けて、よく息が続くものだ。この時すでに30歳を超えている。アティチュードがパンクである。曲も久々に聞いたがかっこいい。なんでも当時、曲のアレンジはクラッシュを参考にしたという。曲の途中、ロンドンコーリングみたいである。

経歴を見ると、「12歳の時に、ギターの弾き方を学び、作詞を始める。学校では周りになじめず、授業を受けるかわりに、絵を描いたり、歌を歌ったりして過ごす。17歳の時、自分のおかれている環境に嫌気がさし、高校を退学しついに愛犬スパークルと共に家をでる。」とある。愛犬と一緒に、というところが素晴らしい。その後様々な職と街を転々としながらアートスクールに通ったりしていたという。そして1978年に自分のバンドを組み1980年にデビュー。しかしすぐに行き詰まり解散。そして1983年にソロとして発売したアルバムで大ヒット。

青春の80年代、土曜日の深夜、友達の家にたむろして小林克也のベストヒットUSAを見るというのが楽しみの一つであった。その時代を象徴するようなビデオクリップがこれである。

ファーストアルバムからの最初のシングルで、全米ヒットチャート第二位とのこと。ああ、やはり1983年という年には何かマジックがあるように思える。それにしても単なる偶然かもしれないが、このビデオに出てくる女の子たちは、白人、黒人、アジア系が混じっている。ここ最近のリテラシーでは常識なんだろうが、これは1984年である。こういうところにもシンディはしっかり関与しているのじゃないだろうか。

有名人だから色んな動画が出てくる。オノヨーコとも仲が良いらしく、こちらはジョンレノン生誕50周年コンサートで"Hey Bulldog" と"Workig Class Hero"を歌うシンディ。
装束が真っ白と真っ黒だが、どちらも同じコンサートの模様。

こちらではワイゼンボーンで弾き語りをしている。こんな才能もあるのだな。さすが12歳からギターを弾いていただけはある。※いや、これはワイゼンボーンではなくてダルシマーみたいな楽器だろうか。わかる人教えてください。

親日家としても知られている。たまたま2011年の3月16日から日本でツアーが組まれており、乗っていた飛行機が地震の影響で成田に着陸できず、横田基地に着陸したという。関係者からはツアーの中止を勧められたが、こういう時だからこそやりたい、と公演を決行したという。あまり電気を使わないように照明を落として演奏し、講演後はロビーで募金集めもしたという。なんといういい人だろう。

一昔前に話題となった、ブエノスアイレスの空港で閉じ込められた人たちに生で歌を歌って安心させたというエピソードもある。自分の歌が人々に安らぎを与える、ということがわかっているのだろう。素晴らしい。

ところでまさかここ最近はライブ活動なんてしていないだろう、と勝手に思いながらyoutubeで”Cyndi Lauper 2023”と検索してみたら、、、なんとバリバリやってるじゃないですか。このバイタリティ、見習わないと。

追伸。
こんなツイートを見つけた。子供の頃の写真が可愛い。

 

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